朝活の意味とは?効果とメリットおすすめ13の活用方法

こんにちは。池田千恵(@ikedachie)です。

早起きして時間の有功活用をすることを「朝活」といいます。昔から早起きで朝から仕事したり運動したり趣味の時間に使う方はたくさんいましたが、「朝活」という言葉が広がることによって、よりカジュアルに朝型生活を楽しむ人が増えてきました。そこで

  • なぜ、いつ「朝活」という言葉が広まったのか?
  • 早起きと何が違うの?
  • 具体的に何をするの?
  • 朝活のメリット・デメリットは何?
  • 朝活を始めるためのコツや継続するための心構えは?
  • 実際に朝活できる場所は?
  • 朝活で何をしたらいいの?

といった、筆者がよく聞かれる質問についてまとめました。

Contents

■朝活の意味とは?早起きと何が違う?

朝活の意味とは?

早起きして時間を有功活用することを全般的に「朝活」といいます。使われ始めた当初はイベントやセミナー、読書会など、活動的に人と会ったりすることを「朝活」と呼ぶことが多かったのですが、今はひとりで勉強したり自習したり趣味の時間に充てたりと、スキルアップや心を整える時間として使う時間も「朝活」と呼ぶことが多いです。

朝活はいつごろから、なぜこんなに広まった?

昔から早起きで朝から一人で仕事したり運動したり趣味の時間に使う方は多かったのですが、SNSの発達によりカジュアルに朝から交流できるようになったのが急速に拡大した要因です。

具体的にはツイッターの日本語版が登場した2008年ごろより朝活という言葉が使われはじめました。メディアで最初に「朝活」という言葉を使ったのは日経ビジネスアソシエで、2008年だったと記憶しています。そのころから朝からSNSで声を掛け合い集まったり、知らない人同士でリアルタイムに挨拶したり交流する事が可能となったため、急速に広がるようになりました。

2009年には朝活を推進する内容の『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』が発売されベストセラーとなり、「ヨジラー」「ゴジラー」(朝4時起き、5時起きでアクティブに活動する人)という言葉が生まれたり、朝の時間を活用した学びのコミュニティ「丸の内朝大学」が開校したりして「朝活」の拡大に貢献しました。

早起きと朝活には明確な違いはありません。ただ、早起きはそれまで、淡々と自分だけで起きて作業する「孤独なひとり時間」を指すものと理解されていて、強い意志と目的意識が必要な限られた人のもの、というイメージがありました。しかし「朝活」と名前がついたことで、朝から集まったり、SNSで共有したりといった「みんなでするもの」「アクティブ」「前向き」という認識が広まり認知されるようになりました。

朝活勉強から筆者はスタート

もともと筆者は夜型でしたが、大学受験を二度も失敗したのを機に朝活チャレンジを始めました。(その経緯についてはプロフィールに詳しく書きました)

二回も大学に落ちてしまったということは、今までのやり方の延長線上には未来がない!と感じ、ダラダラと勉強するのをやめ、朝のスッキリした頭で集中して勉強するようしたところ、集中力も上がり気分も爽快になり、成績も上がり志望校に合格しました。

大学生の間は朝活の必要性を感じなかったためまた夜型に戻ってしまいましたが、社会人時代に仕事ができずに伸び悩んでいたときに大学時代の成功体験を思い出し、再度朝活チャレンジ。朝活で趣味の資格取得などを実現。仕事でも評価されるようになり、独立して今に至ります。

※志望校に合格し、趣味の資格を取って週末起業していた勉強法についてはこちらに書いています。

■朝活の効果とは?メリットデメリットを紹介

朝活のメリットとは?

(1)朝活で前向きになれる、健康になれる

早起きして網膜に早く光を当てると心身の安定や安らぎに寄与する「セロトニン」が分泌されるということが科学的に証明されています。また、睡眠で記憶や感情経験が整理整頓されるため、脳にとって朝がいちばん「飽きない」状態です。クリアな頭で生産的な考えや、未来志向の考えを巡らせることができます。

さらに、朝セロトニンをしっかり分泌させると、自然な眠りを誘うメラトニンが多く分泌され、良く眠ることができるので規則正しい生活を送ることができます。朝早起きすると十分な時間があるので、朝食をたべたり、トイレにゆっくり入ることができ、身体のリズムが整います。

(2)朝活で逆算して物事を考えることができる

朝早く起きるには夜早く寝る必要がありますし、夜早く寝るには仕事を早く終える必要があります。始業前までの時間で朝活するには段取りよくてきぱきと物事をすすめる必要があります。このように「区切り」が細かくあるため逆算して物事を効率的に進めようという意識が高まり、優先順位を明確にすることができます。

(3)朝活で心身の余裕が生まれる

朝活を始めると、予想外の出来事に慌てることが減ります。例えば天気予報が外れて雨が降っていても気持ちを切り替えてあわてずに準備をすることができますし、赤信号で足止めになっただけでイライラすることもありません。

朝時間がたっぷりあると、今まで慣れ親しんだ習慣を変えてみようとする「遊び」の時間も生まれます。心の余裕は時間の余裕から。ツメツメで切羽詰まっている状態では新しいアイディアや素晴らしいチャンスが入ってきません。

朝の「余白時間」を大切にすることで「忙しいから」と後まわしにしがちな「ぼーっとする時間」「創造的なことを考える時間」を作ることができます。

(4)朝活で家と会社の往復では得られない出会いがある

自分を変えたければ出会う人を変えよう、という話を聞いたことがある方は多いでしょう。朝活イベントに参加すれば、当然ですが「朝型になりたい人」「すでに朝型の人」との出会いがあります。朝、早起きしてきちんと時間通りに集まることができる人に囲まれ、自己管理能力が高めることができます。また、平日の朝活イベントは職場近くの場所に行く方が多いです。お勤めの場所が近い異業種の人との出会いの場となります。朝活をきっかけにランチやディナーで情報交換して視野を広げることもできます。

(5)朝活で行動すると成果が出やすくなる

朝活セミナーや朝活イベントで学びを得ると、学びから行動までのタイムラグが少ないため実践のハードルが低くなるメリットがあります。夜の学びは「そうだ!明日から頑張ろう!」と思っても、一度寝ると忘れてしまうことも多いですが、朝なら得た知識をそのまま仕事に活かすことができます。すぐ実行して結果が出れば楽しいので、さらに行動しようというモチベーションが生まれます。

朝活のデメリットとは?

一方、正しく朝活しないと次のようなデメリットもあります。

(1)朝活で日中眠くなる、集中力が持たない

朝活というと睡眠時間を削って朝に時間を捻出することと勘違いされる方が多いのですが、違います。朝活は睡眠時間の短縮術や短眠法ではなく、生活時間の朝シフトです。睡眠時間を削って朝活しても、その後眠くて生活に支障があるのなら本末転倒です。朝活でもっとも重要なのは、目覚めよりもむしろ、起きた後いかにハイパフォーマンスで1日を過ごすことができるかです。睡眠時間を減らして早起きをすると生産性が下がり集中力も落ちますので「生活時間の朝シフト」を意識しましょう。

何時に起きて何時に寝るかについては、こちらの関連記事も参考にしてください

早起きは目的でなく手段。日中のパフォーマンスを上げるための工夫について睡眠改善インストラクターと筆者が対談したレポートも参考にしてください。

(2)朝活で家族と生活時間がすれ違ってしまう

家族と一緒に暮らしていると、夜遅いパートナーの帰りを待っていて夜更かしになったり、朝自分だけ早く家を出るわけにはいかなかったりと、自分の自由にできない時間がありますよね。しかし、コミュニケーションは時間ではなく密度です。ダラダラと長い時間一緒にいることだけが家族とのコミュニケーションの形ではないはずです。むしろ生活時間がずれているのであればそれを活かして、朝の時間をひとりで過ごす「ひとり朝活時間」を確保するところから始めてみてはいかがでしょうか。

どうしても生活時間を合わせたいのなら、朝活に家族を巻き込むのも手です。人は楽しそうにしている様子を見ると興味がわくものです。我が家の例ですが、私が楽しく朝活していたら夫も早起きになりました。今は3歳の息子を育てているのですが、胎児のころから朝型だった(?)せいか、息子も朝遅くても6時起き、早い時には4時〜5時起きです。家族全員で早起き健康生活を満喫しています。

朝活スケジュールの立て方については、こちらの記事も参考にしてみてください。

(3)朝活で早起きしても結局損した気分になってしまう

せっかく早起きしても、掃除や朝食作りであっという間に時間が経ってしまい、結局自分の時間が作れなかった…損してしまった…という悩みも良く聞きます。「損した気分」になってしまうのは、「したい(Want)」と「しなきゃ(Have to)」を混在させてしまっているからです。朝イチに「しなきゃ(Have to)」で予定を立てると辛くなるし楽しくありません。

  • 心がゆるんでほっとすること
  • どうしてもやりたいけれど今までできなかったこと
  • 本当はやってみたいのに自分にはできないと思い込んでいること

を朝イチで叶え、自分のためだけの時間をつくるのがコツです。

朝活するには早起きの習慣化が必要。まずどこから始める?

このようにメリットが多い朝活ですが、朝活を始めるにはまず早起きを習慣化させなくてはいけません。どこから始めるかを解説します。

(1)目的意識の工夫

早起きや運動などの習慣がなかなか続けられない理由は、自分なりの成功の定義を決めていないからです。成功の定義を決めないと1日サボっただけで「まあいいか」「もうやめた」となって続きません。「なんとなく人生が変わりそうだから」とか「とりあえず朝型になったほうがいいから」という理由だけでは絶対に早起きを習慣化できません。

どんな状態になれば「朝活成功か」を「数字で」「具体的に」計測可能な形で定義づけしましょう。(私はこれを「すぐの法則」と言っています。※す=数字で、ぐ=具体的に)

例えば次のように定義付けし、手帳などの目につきやすいところに記入しましょう。手段と目的を混在させそうになったら、いつでもこの定義に立ち返りましょう。定義は、次のように大目標と小目標に分けると実践しやすいです。

<大目標>

来年2月に開催される初めてのフルマラソンに完走することが自分にとっての「朝活成功」だ

<小目標>

週に3回、朝の時間で近所を5kmランニングできれば自分にとっての「朝活成功」だ

<大目標>

来年の3月の人事考査で最高評価をもらうことが自分にとっての「朝活成功」だ

<小目標>

会社の売上げアップに貢献する仕事の企画を1週間に5個、始業前にアイディア出しできたら自分にとっての「朝活成功」だ

<大目標>

副業が解禁されたので、来年の4月までに自分のやりがいにつながって、収入もアップできる副業を見つけ、スタートさせることが自分にとっての「朝活成功」だ

<小目標>

会社で成果を出しながら、楽しく副業をしている人の例を1週間に1人みつけ、始業前に調べることができたら自分にとっての「朝活成功」だ

(2)適正睡眠時間把握の工夫

個人差、年齢、日中の活動度、体調などで大きく変化する睡眠時間なのに、メディアでの言葉や「なんとなくそう思う」という感覚に影響されて睡眠時間を決めつけてはいないでしょうか。心あたりがある場合は、いったん自分の最適な睡眠時間を体調などを見ながら検証してみることをおすすめします。

例えばダイエットでも、同じ摂取カロリーでも太る人、そうでない人がいるように、睡眠時間も人によって様々です。だからこそ、いったん自分の身体と向き合ってみましょう。

具体的には、90分×(3 or 4 or 5)+αの計算式で1週間、自分の適性睡眠ラインを測ってみることをおすすめします。

具体的方法は次の記事に詳しく書きました。

また、自分の睡眠の質について測ることができるiPhone、Androidアプリを活用するのもおすすめです。

「Sleep Cycle」は、レム睡眠/ノンレム睡眠による目覚めやすいパターンを独自に分析し、目覚めやすいタイミングで起きることができるアプリです。

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Androidはこちら

いびきなどの音や寝返りによる振動をもとに眠りをトラック、どの眠りのステージにいるかを分析し、睡眠パターンを記録します。アラームは、 タイマーの設定時間から30分前までの範囲で、眠りが浅くなっているタイミングに合わせて鳴るので、アラームを使わずに自然に目覚めたときのような感覚を味わえます。起床時間や睡眠時間がグラフとして一覧表示されたり、気圧・月齢と快眠度の関係についても記録します。

他にも朝活におすすめのアプリは以下にまとめています。

(3)寝起きと目覚めの工夫

東京ガス都市生活研究所の研究によると、朝、熱めのお湯で「シャワー浴」をすることで、シャワーの水流やお湯の温熱作用で交感神経の働きが活発になり、血圧を上昇させ、目覚めを助けてくれるそうです。私は朝は42度の熱いシャワーを浴びています。ぼーっとした頭もこれでスッキリします。シャワーが難しい場合は、熱い蒸しタオルで顔や身体を拭いてみるのもおすすめです。

交感神経は冷たい刺激でも活発になります。夏場なら冷蔵庫に入れておいたシートパックを顔にのせたり、おしぼりで顔を冷やしたりするのもオススメです。冷たい刺激でシャキッと目覚めます。

朝ガバッと起きてシャワーを浴びたら、家で勉強する場合でも外で勉強する場合でも、しわになったら困るよそ行きの服を着てしまいましょう。「この服では絶対に二度寝できない」という服を最初に着てしまうこととが強制力となります。

他にも寝起きと目覚めの工夫については以下の記事詳しく書きました。

(4)仕組み化の工夫

朝活を意志の力だけで進めようとしても続きません。ただがむしゃらに頑張るというだけではなく、脳の特性や体の仕組みをうまく使っていきましょう。

具体的には次の方法がおすすめです。

  • ブログやSNSで不特定多数に向かい早起き宣言をして「ピア・プレッシャー(同調圧力)」を活用する
  • 寝る前に次の日の朝の予定を手帳に記入してしまい、「書いたからには実行しないと気持ち悪い」気持ちを活用する
  • 朝に人と会う予定を作り「遅刻しては大変」という状況を作る
  • 休日こそ朝イチにキャンセルできない予定(美容院、病院など)を入れ「絶対に寝坊できない」という状況を作る
  • 朝活ルーティンを自分の中で決めておき、考えることに頭を使わない(例えば寝る前に次の日の洋服を準備してしまう、朝食は前の日の残り物を温めるだけにする、目覚ましのスヌーズ機能は3回まで、朝起きてすぐにSNSでおはようの挨拶をする)
(5)仕事の効率化の工夫

朝活は生活時間の朝シフトなので、残業ばかりで寝る時間が遅くなってしまっては続きません。「私の会社は残業体質だから、そもそも早起きなんて無理」と、最初からあきらめている方もいらっしゃるかもしれません。でも、その残業は本当に必要なものですか?一度、腰を据えて自分の仕事を見直してみてください。着目すべきは、以下の2つのポイントです。

1. 「指示待ち残業」をしていないか
2. 仕事に自分なりの「見極めポイント」を作っているか

「指示待ち残業」とは、指示の内容をきちんと確認しなかったために生じてしまう残業です。内容を完全に把握しないまま請け負ってしまい、案の定作業中に上司に確認しないとわからないことが出てきてしまったけど上司は会議や外出でなかなか戻ってこず、結局チェックしてもらうまでに3時間待ってしまった、というものです。これは指示を受けた時点で上司ときちんと内容の摺り合わせをしていれば、防げたはずの残業です。

「見極めポイント」とは、自分の中での「ここまで出来たらよし」という基準のことです。仕事は、時間をかければその分いいものができるとは限りません。自分なりの基準を決めず、いつまで経ってもだらだら仕事をしていれば、時間はいくらあっても足りません。自分なりの見極めポイントで割り切る勇気も必要です。

仕事の効率化については筆者が10年連続でプロデュースしている『朝活手帳』に詳しいです。使い方についても以下の記事で解説しています。

■朝活で何をする?おすすめの13の朝活を紹介

朝活の習慣化実現と定着のためにおすすめの方法は以下のものです。

(1)朝活で勉強する

朝のスッキリした頭で勉強したい人は多いですよね。私も最初に述べましたが、かつて夜型生活を送っていたときは受験勉強に2回も失敗し、ダラダラ勉強で時間を無駄にしていました。そこで今までの延長線上に未来がない!と決意し一念発起。朝活勉強をはじめることで、受験勉強本格化から半年で、当時(1995年)私立大学偏差値ランキングトップだった慶應義塾大学総合政策学部に合格しました。社会人時代は趣味の飲食の資格(ワイン、チーズ、日本酒、天然酵母パン師範、マクロビオティック師範など)を7つ、朝活勉強で次々と取得し、会社の許可を得て週末起業でワイン、チーズ、パンを教える教室を開催していました。

朝を活用することで大学受験をクリア、仕事をしながら資格を活かし週末起業をしていた経験から、朝の時間は勉強にふさわしい金の時間だと実感しています。今は勉強のために使える定額制のスペースもあるので、家だと集中できないという方は活用してみるのもおすすめします。

具体的な朝活勉強の方法やおすすめ勉強スペースについては次の記事にまとめています。

(2)朝活カフェを楽しむ

普段朝食は家で食べる、という人も、たまに朝カフェでゆっくり過ごすといつもと違った気分を味わえますよね。美味しくて雰囲気の良いカフェで朝をスタートすることができたら、それだけで充実の一日が約束されたような気分になります。食べるのが好きな方ならモーニングメニューめぐりを楽しみに起きるという選択肢もあります。筆者も「早朝グルメの会」という朝食会を10年主催しています。

東京で朝活におすすめカフェについては以下にまとめています。

東京で朝活にオススメのホテル朝食はこちらにまとめています。

(3)朝活で運動する

朝活で何をする?というとき、運動で健康習慣を身につけようという方は多いことでしょう。習慣化していない運動を日々の生活に取り入れたいと思った時のコツは朝イチにすませてしまうこと。健康管理など「緊急でないけれど重要なこと」は後まわしにしがちですが、朝活で運動すれば「大切なことに時間を取ることができた私はすごい!」と自己重要感が高まります。

ランニング、ウォーキングなど家の回りでできるスポーツや、早朝営業のフィットネスクラブに通ったり、ヨガ教室に通ったりしてみるのもおすすめです。筆者は私はもともと逆上がりもできないほどの運動オンチでしたが、朝活ランニングを習慣化することでホノルルマラソン7回、大阪マラソン1回完走することができました。

朝活ランニングの効果と時間については以下の記事にまとめています。

また、ランニングによる適度な脳への刺激が健康増進に役立つ可能性があるとの研究結果も出ています。国立障害者リハビリテーションセンター研究所運動機能系障害研究部分子病態研究室と、東京大学などとの共同研究グループによると、軽いジョギング程度の運動中に頭部に加わる適度な衝撃が健康維持・増進効果に重要である可能性があると米科学誌『iScience』に掲載されたそうです。(出所:日本の研究.com

(4)朝活で座禅する/瞑想する

朝イチで心の状態を整えることが仕事の生産性向上にも繋がるというマインドフルネスの考えが広まっています。静かに座り、呼吸や姿勢に意識を集中していると、前日の落ち込みや心の乱れを調節し、最高の自分を作る準備ができていくのを感じます。このような効果を得るために座禅や瞑想を体験してみるのもおすすめです。

東京で朝活座禅できる場所はこちらにまとめています。

家でも簡単に瞑想体験できるアプリはこちらです。

「寝たまんまヨガ 簡単瞑想」は、リラックスして質の良い睡眠ができるようになるアプリです。

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もともとは音を聞きながら手軽にヨガをするために開発されたアプリですが、よく眠れる、リラックスできると話題になり190万ダウンロードの人気アプリとなりました。ヨガに興味がある人は多いですがポーズを覚えなければいけない、マットを用意しなければいけないと思ってチャレンジできない人も多いですよね。このアプリはヨガへのチャレンジのハードルが低い上、寝付きが悪いために朝型生活を躊躇している人への朝シフトのきっかけとしても活用できます。

「Tide」は海や雨などの自然の音を聴きながらリラックスしつつ、集中力を維持できるアプリです。

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Androidはこちら

瞑想したいとき、集中したいとき、心地よい睡眠を得たいとき、休憩したいとき、呼吸を整えたいときなどにおすすめです。適度な雑音が集中力を高めてくれるのを実感できます。

他にも朝活におすすめアプリは以下のリンクで解説しています。

(5)朝活でイベントに参加する

朝活したい!でもなかなか起きられないからできない…そんな悩みは実際に朝活を体験できるイベントに参加すれば解消します。自分の意志だけで早起きするのは難しいですが、朝に予定を入れてしまえば行動せざるを得ないからです。

また、朝からセミナーやイベントで学びを得ると、学びから行動までのタイムラグが少ないので実践のハードルが低くなるメリットもあります。夜の学びは「そうだ!明日から頑張ろう!」と思っても、一度寝ると忘れてしまうことも多いですよね。他にも家と会社との往復だけでは得られない出会いがあったり、生活リズムが合う人と出会うことができたりと、メリットがたくさんあります。

筆者も朝から六本木での朝活「アサロク!」を主宰しています。

他にも朝から勉強会やイベントも多く開催されています。筆者が過去に取材して信頼できる東京の朝活イベントはこちらにまとめています。

ワーママ(ワーキングマザー)が朝活に行くことのメリットと効果、実際に行ってみたレポートはこちらにまとめています。

(6)朝活で映画を楽しむ

朝からエンタメもおすすめです。朝イチから映画を観る人はまだ少ないため、人気映画でも朝なら席に余裕があることが多いです。隣の人に気兼ねなく、ゆっくりと映画の世界に浸ることができます。また、映画館によっては朝イチの映画鑑賞だと割引きになる場合もあります。

休日に寝過ぎてしまって気付いたら午後になっていた…という経験は誰にでもありますよね。朝映画なら、朝イチから映画館がある繁華街に繰り出すことができます。映画を見終わった後でもまだ午前中。ショッピングやランチなど充実した時間を過ごすことができます。夜の映画デートならせいぜい食事して終わりですが、朝活映画なら映画、食事のあとスポーツ観戦だってできちゃいます。充実度が半端ないです。

朝活映画を企画したときの開催レポートと、朝映画が観られる映画館についてはこちらにまとめてあります。

(7)朝活で読書をする

夜、本を読んで、『へぇーなるほど。試してみよう』と思っても、一晩寝ると何を試すのか忘れてしまうことが多いですよね。朝のまとまった時間で読書をすると、集中を遮るものがない分腰を据えて読めるので、意識が分散しない上、『試してみよう』と思ったことをその日からすぐに実践できます。

なかでも朝の時間はビジネス書や実用書、ビジネス系雑誌など、すぐに実践できるタイプの本を読むのをおすすめします。筆者が主催する早朝グルメの会ではオススメ本のシェアもあります。

(8)朝活で散歩する

ものごとに行き詰まったとき、全く違うことをしてみるとパッとアイディアが思い浮かぶということはよくあることです。朝早く起きていれば、出社前にわざと寄り道して散歩しながら目的地に向かうこともできます。朝余裕をもって散歩をすることで、普段気付かない季節の移ろいにも敏感になります。

天気が良い早朝、私が儀式のように続けている習慣で、元気がでるとっておきの方法があります。名付けて「太陽電池エネルギーチャージ法」。朝活で散歩している時に試してみてください。やり方は極めて簡単です。

  1. 早起きする
  2. 外に出て、朝日に向かって立つ(川辺やベランダなど、見晴らしのよいところだとさらに効果的)
  3. 目を閉じて、自分があたかも太陽電池になったように、足元から徐々に太陽エネルギーがぐんぐん身体に入ってくるようイメージする
  4. 頭のてっぺんまで太陽のエネルギーが身体に充填された、と感じたら終了

こうして太陽のエネルギーをチャージすると、不思議と元気が出て、ちょっとした出来事にも感謝の気持ちがわいてきます。朝活散歩とセットで実践するのをおすすめします。

(9)朝活で掃除する

気付いた汚れを「まあいいか」と放置して、あとでまとめてしようと思うと結局面倒になってしまいますよね。朝ちょこっとでも掃除をしておけば、帰宅後や週末の負担が減るので毎日が気持ち良く過ごせるようになります。

朝から大掃除しようと思うと大変ですが、「ついで」「ながら」を意識すればそこまで負担なく掃除ができます。

例えば2階建ての家にお住まいの場合、2階から1階に下りるという動作と、掃除を組み合わせます。2階と1階にお掃除シートを置いておき、階段の上り下りをするたびに掃除をするようにすれば、掃除と移動が一度にできます。

ほかにも、朝しておくと気持ちいい「ついで」「ながら」掃除は次のようなものがあります。

  • 朝食を食べ終わって片付けたついでにシンクの生ゴミ入れを掃除しておく
  • 朝イチの起きた瞬間に家の窓を全開にして換気する(空気が入れ替わりスッキリ目覚める)
  • 朝シャワーを浴びたついでに排水溝の髪の毛を取り除いておく
  • 朝玄関で靴を履くついでに「たたき」を水拭きする
  • トイレに入ったついでに便座をお掃除シートで拭く

なお、朝活でお寺を掃除する「テンプルモーニング」というイベントがあります。参加レポートはこちらです。

 

(10)朝活でスケジュールを立てる

忙しい人がいつまでも忙しいのは、目の前に振ってきた仕事を受けて右往左往しているからです。朝イチの邪魔が入らない時間にすべきことをリストアップし、何から手をつけるべきかを整理するだけで、物事がサクサク進んでいきます。

朝活を始めたい!と思ったとき気になるのは、他の人は何時に起きて何時に寝ているか、仕事までの時間をどうやって過ごしているのか、といったスケジュールです。特にひとり暮らしと違い、ワーママや共働き家庭は自分ひとりでは決められないことも多く、家族との時間のすりあわせも難しいです。自分がコントロールできない事情で十分な睡眠時間が取れなかったりすると朝活のモチベーションも下がりがちですよね。具体的なスケジューリングの方法は以下のリンクで解説しています。

(11)朝活で手帳を書く

仕事のスケジュールだけでなく、中長期的な夢やビジョンも朝の前向きな時間に書いてしまうことをおすすめしています。夜もやもや考えていると「絶対無理だ」と諦めていた夢も、朝なら前向きにわくわくしながら考えることができ、具体的な予定として計画することができるようになります。

筆者も朝活手帳という朝専用手帳を2011年より10年連続でプロデュースしています。具体的な朝活手帳の活用法については以下に詳しくまとめました。

(12)朝活オンラインサロンに入る

新型コロナウイルスの影響で急速にリモートワーク、在宅勤務やオンラインでのセミナー受講のハードルが低くなりました。朝活の習慣化には「みんなで早起きする」ことが大切です。筆者も「朝キャリ」というオンラインサロンを運営しています。オンラインの発達により、早朝から「集まるろう!」と約束できるようになりました。自分ひとりでは継続が難しいと思う場合はオンラインサロンに入るのもひとつの方法です。

(13)朝日記をつける

日記は1日の終わりの夜に書くものと思われがちですが、朝、前倒しで一日を予測する日記を書いたり、前日の出来事を振り返ったりする「朝日記」もおすすめです。

筆者が提唱する「朝の3行日記」については以下リンクで詳しく紹介しています。J-WAVEの早朝ラジオでも朝日記は紹介されました。

■朝活ですべてがうまく回りだす!今すぐ朝型生活をはじめよう

このように朝活には驚くべき効果があります。筆者も朝活で人生を劇的に変えた1人です。朝活がなければ今ごろどうなっていたのだろうか…と恐ろしくなるくらいです。

全部いきなり実践しようと思うとハードルが高いですが、まずは「嬉しい」「楽しい」「気持ちいい」と感じることができるところで良いのでぜひ始めてみてください。


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