お寺で朝活!テンプルモーニングを体験してきた

こんにちは。池田千恵(@ikedachie)です。

2019年12月14日、朝7時半より港区の光明寺にて、お寺の朝の習慣をみんなで共有する「テンプルモーニング」を提唱している松本紹圭さんとともにトークイベントを開催しました。

テーマは「手帳とSOJIのセラピー効果」。私は常々、手帳には瞑想効果があると思っており、モーニングルーティンとしてお寺を朝掃除することと、手帳に朝向かいあうことの共通点があるのではないかと感じていました。その共通点を掘り下げる対談です。

忘年会シーズンの土曜朝にもかかわらず、たくさんの方に来ていただきました。ありがとうございます!

今回はテンプルモーニングとは何かについてと、テンプルモーニング×朝活手帳イベントの開催レポートをまとめました。

■テンプルモーニングとは?

テンプルモーニングとは、お寺の朝の習慣である読経とお掃除を、お坊さんだけでなくみんなで共有する場です。宗教や宗派を問わず誰でも参加できます。普段私たちはお寺にふらりと寄る、ということはあまりないですよね。家の宗派のお寺以外との関わりがない人が多いですが、テンプルモーニングでは誰でも気軽にふらっとお寺に寄り、お坊さんの朝の習慣を体験することができます。

テンプルモーニングはどこでやっている?

東京では港区・神谷町にある光明寺からはじまり、宗派を問わずに全国の様々なお寺で開催されています。#templemorning でツイッター検索すると開催情報が分かります。予約も不要でふらりと参加できます。

その他「【Temple Morning(テンプルモーニング)】日本全国の掃除ができる神社お寺まとめ」ページで開催しているお寺を探せるようになっています。

テンプルモーニングでは具体的にはどんなことをする?

「掃除」を入れる以外に特に決まりはないそうですが、大体どのお寺でも次のような感じで行うことが多いそうです。

時間:7時~7時30分から開始し、開催時間は1時間程度。
内容:朝のお勤め(20分)→掃除(20分)→お茶・お話(20分)
ペース:月1~2回

テンプルモーニングについてもっと詳しく

もっと詳しく知りたいかたは公式サイトをご覧下さい。開催告知、開催お寺マップ、お掃除ができるお寺リストが載っています。

■公式サイト
https://www.templemorning.com/

 

■テンプルモーニング体験×朝活手帳イベント開催レポート

 

2019年12月14日、テンプルモーニングを提唱した松本紹圭さんとともに、「手帳とSOJIのセラピー効果」をテーマにトークイベントを開催しました。きっかけは戸田恵子さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「戸田恵子 オトナクオリティ」(ニッポン放送)で松本紹圭さんと、松本さんの活動「テンプルモーニング」を知ったことから始まりました。

 

そこで松本さんの情報をネットで調べさせてもらったところ、なんと朝活手帳と同じ出版社、ディスカヴァー・トゥエンティワンからご著書が出ているではないですか!そこでディスカヴァーさんに相談してこのイベント開催となりました。松本さん、ご快諾ありがとうございます!

 

テンプルモーニング提唱者 松本紹圭さんプロフィール

1979年北海道生まれ。東京神谷町・光明寺僧侶。未来の住職塾塾長。世界経済フォーラム(ダボス会議)Young Global Leader、Global Future Council Member。武蔵野大学客員准教授。東京大学文学部哲学科卒。2010年、ロータリー財団国際親善奨学生としてインド商科大学院(ISB)でMBA取得。2012年、住職向けのお寺経営塾「未来の住職塾」を開講し、7年間で600名以上の宗派や地域を超えた若手僧侶の卒業生を輩出。『こころを磨くSOJIの習慣』(ディスカバートゥエンティワン)他、著書多数。お寺の朝掃除の会「Temple Morning」の情報はツイッター(@shoukeim)にて。

朝7時半より開催。次のようなスケジュールで開催しました

朝の神谷町。東京タワーが薄明かりに照らされる朝、スタッフは6:50に集合しました。晴れてよかった!

今回このようなタイムスケジュールで開催しました。

07:30  開会 松本紹圭さん・池田千恵ご挨拶
07:35  テンプルモーニング実施      お掃除〜お経
08:10  松本紹圭さん・池田千恵トーク
08:55  サイン会
09:00   終了

ひろびろとしたテラスには光が…!神々しい、と言う表現がお寺でふさわしいかわかりませんが、仏様はいるんだなーと思える写真。こちらは参加者の方にいただきました。ありがとうございます。

都心ど真ん中とは思えない、すばらしい眺めの贅沢なテラスです。暖かくなるとこちらでカフェも開いていて、お坊さんが作ったスイーツもいただけるそうです。

テンプルモーニング開場は7時15分。みなさんぞくぞくといらっしゃいました

参加の皆さんの受け入れ準備が整い、7:15に開場しました。普段は多くて30人だそうですが、今回は50人近くの皆さんにきていただきました。

7時30分 開始のご挨拶からお経読み上げへ

松本紹圭さん、池田千恵よりひとことずつご挨拶し、スタートです!

まずはお経をみんなで声に出して読み上げます。

 

浄土真宗本願寺派のお経本です。宗派が違うお経に触れることはなかなかないので新鮮でした。

音符のような記号が横についていて、読み上げる音程がわかるのが面白く、はじめての経験でした。

お経読み上げ後、掃き掃除・拭き掃除・お墓掃除の当番を決めます

松本さんが「この人数で掃除をしたことがないので、落ち葉が…足りない!」とおっしゃったのが面白かった!

それぞれ希望者を募り、手分けして掃除をはじめます。参加者の中には常連さんもいらっしゃるので、常連さんにやり方を教わりながらすすめていきます。

もくもくと目の前の掃除に向き合うと、心まで清められるような気分になります。

■テンプルモーニング提唱者 松本紹圭さん×池田千恵 トークレポート

お経、お掃除が終わった後はトークイベント。通常光明寺さんでのテンプルモーニングでは、読経→掃除→お茶を飲みながらおしゃべり、という流れですが、今回は「お茶を飲みながらおしゃべり」の部分で松本さんと池田の対談形式で進行しました。

テンプルモーニングをはじめるようになったきっかけは?

松本さんは「未来の住職塾」という、地域・宗派をこえて僧侶が集い、お寺のマネジメント・宗教者のリーダーシップについて学び交流を深める組織を運営しています。イベントや催しなども企画するのですが、お寺の催しをやるのはけっこう大変だというところから、一番大事なのは単発でなく続けられること大切だと気付いたそうです。

そこで、もともとやっているもので、負担なく始めることができること、実はみんなで一緒にやることを考えていったところ、「朝がこないお寺はない」ということに気付きました。

朝のおつとめをしないお寺はないし、朝はすがすがしい。掃除自体が修行なので、掃除という修行を日々の生活に取り入れるのが日常の心を整えるのに役立つ!

ということで、ツイッターで「一緒にやろう」と呼びかけてやってみたらどうかな?と始めたことがきっかけで、そこからどんどん広がっていったそうです。

ジャッジしない、境界をつくらないことの大切さ

テンプルモーニングの、参加者にもオープン(誰でも宗派宗教問わず参加OK)、お寺にもオープン(どこのお寺も「テンプルモーニング」を勝手に実施してOK。唯一の決まりは “掃除” を入れるだけ)という、ゆるーいつながりが広がるコツだということから、私は今回、最近抱いている朝活についての悩みを相談してみました。

なぜか「朝活」って、「私は4時よりも早く起きていて3時起き」と時間でマウントする人がいたり、「朝活(笑)」みたいになんとなく濁して「私は意識高いわけじゃないんですよ」と無駄に予防線をはったり、と、何か特別な「境界線」があるようになってしまっている気がしています。

「何時に早起きするか」ではなく、「朝の時間で何を実現するか」が大切です。一生懸命頑張っている人を「意識高い」とジャッジして、自分とは別世界の存在として特別視するこの風潮、なんとかならないかなーという悩みでした。

松本さん曰く「ものごとは放っておくと宗教化してしまう」そう。松本さんはお坊さんですが「宗教化」するのが嫌いなので、テンプルモーニングではなるべく「教義」のような決まりをつくらないことを意識しているそうです。

自分なりの解釈の余地を残しておく、こうでなきゃいけない!をなくすことが、ゆるくひろく広がっていくコツだと気付きました。

私自身も「朝活」を「教義」のように型にはめようとしていたのかも…と自分の行動を振り返る良い機会になりました。

テンプルモーニングと朝活手帳の共通点とは

今回松本さんと一緒にイベントを開催させていただきたい!と思ったのは「朝活手帳」と「テンプルモーニング」には共通の効果があると感じたからでした。具体的には次の3つです。

1. 一日のはじめに行う
2. 続けることに意義がある
3. 目に見える達成感がある

1日のはじめ、仕事など具体的な行動に取りかかる前に周囲の環境や心を整えると気持ちいいですよね。テンプルモーニングの場合は「掃除」、朝活手帳の場合は「手帳と向き合う」ことで最高のスタートダッシュとなります。

「頑張ろう!」と張り切り、強い意志で続けようとするものは、3日から一週間くらいは気力で続きますがそれ以上は難しいもの。継続的に無理のない範囲で行えるのが、テンプルモーニングと朝活手帳です。

また、テンプルモーニングも手帳も目に見える、日々できる小さな達成感があります。掃除してキレイになるのは気持ちいい。朝のうちにすべきことに優先順位をつけて、サクサク進む環境を整えられると気持ちいい。

今回の対談で上記の共通点を改めて感じました。

あらためて、松本紹圭さん、テンプルモーニングに関わるみなさま、どうもありがとうございました!


■朝活 7日間無料動画講座はこちら

朝活無料メール講座

朝活無料メール講座はこちら

いいね!をして
更新情報を受け取る

Twitter で

関連記事

  1. 好きなことを仕事にするのは難しい?好きを仕事にした実体験紹介…

  2. 東京で朝活体験できるイベントを朝活のプロが教えます

  3. 朝活手帳2022の中身と改良箇所を開発者が徹底解説します

  4. 朝活手帳2020の中身と違いを開発者が徹底解説します

  5. 六本木の朝活「 アサロク!」@文喫 六本木「『週末朝活』出版…

  6. 朝活手帳2020発売!前書き全文公開。テーマは「自分軸」