朝活手帳 2021年版発売!前書き全公開。テーマは「生きがいも働きがいも手に入れる」

おはようございます!池田千恵(@ikedachie)です。

2009年より発売、11年連続でプロデュースしている『朝活手帳』の2021年版『朝活手帳 2021 [四六判]』が、2020年9月18日に発売となります!今回は、男女ともに手に取りやすいグリーンスムージーの表紙が目印です。

裏返すと、リバーシブルのイラストが現れます。人気イラストレーターの松尾たいこさんに「自分の花を咲かせよう」をテーマに、特別に描いていただきました。

今回のテーマは「生きがいも働きがいも手に入れる」

新型コロナウイルスで先が見えない世の中、自分の生きがい、働きがいって何?と迷う方も増えています。目指す未来のために朝をどうやって投資時間とするかが、今後の生きがい、働きがいに直結します。

今回、多くの方に早起きの良さ、朝活で人生どう変わるか?どうやって早起きしたらいいか?朝何をすれば人生が変わるのか?をお伝えしたいとの思いから、前書きを全文公開いたします。こちらを読んで興味を持たれましたら、ぜひ実物をお手にとっていただけるとうれしいです。

朝活手帳の具体的な機能や使い方については、発売元のディスカヴァー・トゥエンティワン社サイトと、以下リンクでも詳しく解説していますのでよかったらご覧ください。

■ ようこそ!「早起き国」へ

ようこそ!「早起き国」へ。

朝活手帳は、2010年より11年連続で池田千恵がプロデュースしている手帳です。早起きが続けられるようになることで、心身のリズムを整え、「自分が目指す人生を送るための手帳」として、長年支持されてきました。

朝活手帳は次のような人におすすめします。

・早起きを習慣化させたい人
・仕事や子育てなどで忙しいなかでも、自分の思い通りに時間を使いたい人
・早起きは好きで続けており、もっと有効活用したい人
・考える時間を忙しい中でもしっかり作りたい人
・資格試験取得やダイエットなど、何か目標があって達成したい

いま、書店や文具店で初めてこの手帳をみかけた方は「朝4時〜9時しかない時間軸」にびっくりして、「朝4時に起きられないから無理だ」と思ったかもしれませんね。でもご安心ください!この時間軸が絶対ではなく、あくまでも目安として設定したものです。時間軸にとらわれない使い方は、p20やp106(2021年4月のコラム)でも紹介しています。

■早起きは起床時間よりも「朝何をするか」が大切

私は10年以上、たくさんの方の「早起きしたい、でもできない」という悩みに寄り添ってきました。その結果わかったのは、「朝起きて、業務が本格化する前に何をするか」「早起きを定着させることで、どんな人生を手に入れたいか」が最も重要なのであり、何時に起きるかはそもそも問題ではないということでした。

早起きの一番のメリットは、その時々の一番重要なことについて、1日の始まりの時間にきっちり集中して取り込むことができることです。そのメリットを享受するような方法でなければ、せっかく早起きしても意味がありません。朝の集中できる時間で、自分にとって本当に重要なことを見極め、取りかかる習慣を身につけましょう。そのために必要だと思われる仕組みを、『朝活手帳』には詰め込みました。

■ 朝いちばんを「できた!」で飾ろう

早起きに限らず、これまでの習慣を変えることは、多かれ少なかれ苦痛をともないます。だからこそ、早起きしようと思った気持ちを大切にしてください。せっかくのチャレンジを、「これしかできなかった」ではなく「これだけできた!」ととらえて、自分を肯定しながら前に進んでいきましょう。

早起きは、365日チャレンジできる小さな挑戦です。朝活手帳で「できた」を少しずつ積み上げていきましょう。「今日もできなかった」と「今日はこれだけできた!」とでは、1日の始まりが180度変わります。毎日「できなかった」を数える人生からは卒業しましょう。そのために、朝活手帳では、「できた」が実感できるための細かい工夫をしています。

朝いちばんの気持ちがその日1日を左右します。心をざわつかせたままスタートすると、気持ちに余白がないので思考の幅が広がりません。まずは朝イチでほっと一息つき、少しでもいいからまわりをみわたす余裕を持つようにしましょう。心の余裕は時間の余裕から。朝の時間で自分を大切にし、心と体を徐々にチューニングしていきましょう。

「朝いちばん」の時間を思いどおりに過ごすことができると、それがきっかけとなって、1日をまるごと思い通りにすごしたくなってきます。そうなったらしめたもの。「そんなの無理だよ」と思っていたことだって、朝チャレンジしたなら「きっとできる」に変わります。理想をどんどん膨らませていきたくなってきます。そのための第一歩が、「早起きでうまくいく自分」をイメージすることなのです。

■「朝イチに好きなこと」をして「できた!」を積み上げる

なぜ「早起きできた」という成功体験を積み上げる必要があるのでしょうか。それは、早起きという目標に向かって挑戦することで、自分にもできた!が日々実感できるからです。この経験が、人生や仕事を楽しくすることにもつながってきます。

これからは、趣味や遊びでつちかったスキルを仕事に活かしたり、いまの仕事で育んだ能力を副業やプロジェクトベースで他の組織にスライドしたりすることがあたりまえになります。これを私は「公私混同力」と名付けています。もし今の仕事が好きではなかったり、納得がいかなかったりしても、そこになんらかの楽しさをみつけて、徐々に理想の働き方に近づける人が、これからのビジネスシーンでは強いのです。

その理由は2つです。

1. 自分の人生や仕事の本質的な価値=そもそも何をミッションにしていくか、どういう人によろこんでもらいたいかを見つけないと、収入増はまず見込めなくなる
2. 人生や仕事を楽しめない人は、自分のスキルを磨くことをおこたり、成長が止まる

新型コロナウイルスの感染拡大で、ホワイトカラー業務の多くはリモートワークで充分機能することが分かりました。リモートワークでは、自分の業務内容をまわりにわかってもらうために、きちんと言語化して伝えることが必要です。これまでの「なんとなく出社してなんとなく帰る」ができなくなります。

「何のためにやるのか」「本当にすべきことは何か」「それは意味があることなのか」を分かっていないと、業務内容は言語化できません。そこで必然的に仕事の本質とは何かを真剣に考えるようになります。

遊びのスキルを仕事に活かせる「公私混同力」が高い人にとっては、遊び=仕事をがんばることが、自分のよりよい未来に確実につながると確信がもてるため、そもそも「サボる」という気持ちは起きません。夢中になって遊びも仕事もこなすのでスキルはどんどん上がっていき、社内でも社外でも引っ張りだこの人間になっていくでしょう。

一方で、仕事が苦痛だ、逃げたい、と思っている人にとっては、「出社」という強制力がない中で、モチベーションを保つのはとてもむずかしくなります。最小限の仕事だけして、あとはサボってしまおう、となってしまうのです。結果として、仕事を遊びのように楽しんでいる人と、仕事を苦痛に感じている人の間には、これまで以上に格差が広がっていくでしょう。

■自分の「好き」はどうやってみつければいい?

とはいえ、毎日ワクワクと「公私混同力」を発揮しながら仕事や人生を楽しんでいる人は一握りなのが現実です。ではどうすれば、仕事や人生を楽しみに変えることができるのでしょうか。おすすめの方法は2つです。

1. いま自分が、どんな志向をもっていて、今後どこに向かいたいか、その現在地を知る
2. 自分の「好き」をみつけて、「好き」をなことを推し進める、それを実行するのに朝の時間を充てる

人生や将来にばくぜんとした不安を感じるとき—–そんなとき私たちは「他人にとっての人生の正解と、自分にとっての人生の正解は、もともと違うんだ」ということを忘れている場合が多いのです。

自分がどういう人生を送りたいか、どんな状態を幸せと感じるか、そういったことが知りたくて、ネットで話題の著名人の生き方を参考にすることも多いでしょう。このとき「20代会社員」「企画職」「ワーママ」といったように、参考とする人の肩書きや環境だけを切り取って「私と同じだ」と考えてしまいがちです。しかし、これはおすすめできません。なぜなら、参考にする人はあなたと違う人なのです。なまじっか、あなたと近い立ち位置からの発言なので、かえって混乱し、自分の本当にしたいこと、目指す方向がみえなくなって、モヤモヤしてしまうでしょう。

誰かを参考にするときには、肩書きや環境はあまり重要ではありません。もっとも重要なのは、自分がどんな「志向」で仕事やプライベートをとらえ、どんな人生を送りたいと思っているかを、あらかじめ把握しておくことです。そして、あなたと同じ志向の人を捜して参考にすることです。

ここで言う「志向」は、私は大きく4タイプに分かれると考えています。

■ワーク&ワーク志向:会社で出世を目指したいタイプ
■ワーク&プライベート志向:会社ではそこそこ頑張り、趣味やプライベートで自己実現したいタイプ
■ワーク&セカンドジョブ志向:複数のスキルを掛け合わせて、個人ブランドで生きて行きたいタイプ
■ワーク&インベスト志向:最小の努力で最大の効果を得たいタイプ

自分がどのタイプかは、「時間×リスク許容度+人間関係」の軸から分析できます。

上の図は横軸が時間、縦軸がリスク許容度を現しています。

時間軸は、左に行くほど仕事とプライベートの境目をきっちりしたい人、右に行くほど仕事とプライベートの境目がなくても苦にならない人です。

リスク許容度軸は、お金に対する考え方を現しています。下に行けばいくほど自分のお金はなるべく減らしたくない人、上に行けば行くほど、リターンのためならお金が減るリスクをとってもよいと考えている人です。

背景の3つの四角は、人間関係のスタンス分類です。「チームプレイ型(みんなでがんばろう)」、「個人主義型(好きにさせて)」、「臨機応変型(業務時間内は指示に従います)」の3パターンに分けられます。

まずはこの図をもとに、自分が4つのタイプのどれなのか、たしかめてみましょう。そうすると、自分の「志向」がみえてきます。志向がわかれば、「同じワーママだから」「同じ営業職だから」といった肩書きや環境に振りまわされて、誰かを参考にすることはなくなるでしょう。自分が努力すべき方向性もビシっと定まります。

(さらに詳しく自分の志向を探りたい方は拙著『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』(日本実業出版社)を参考になさってください)

■「好き」を100個書き出して、朝イチで「好き」を実現していこう

自分の志向を把握したら、さらに試してほしいのが、自分の「好き」を100個書き出すことです。あなたがどんなことに楽しみを感じていて、夢中になっているかを、出来る限り多く挙げてみてください。

「朝起きて何をしたいか分からない」と悩んでしまうのは、あらかじめ朝することを決めていないから、という場合がほとんどですが、もしかすると、朝、本当は嫌だと思っていることをしようとしている可能性もあります。

たとえば「早起きして窓を開けたとき、部屋の空気が入れ替わるのが好き」といったような、ささやかなことでもOKです。「本を読むのが好き」「コーヒーと一緒におやつを食べる時間が好き」など、朝と関係ない内容でも問題ありません。100個もあげると、自分の傾向が見えてきますし、そのなかからひとつずつ選んで毎日朝イチで実行することもできます。その結果、「朝することがない」という悩みがなくなります。

■自分の「志向」と「好き」が定まれば、朝活はもっと充実する!

新型コロナウイルスが猛威をふるうなか、私たちが気付いたのは、いままで順調だった会社もあっという間に業績がひっくり返り、世の中の常識も数カ月で変わるという事実でした。会社に「おんぶにだっこ」は、もう通用しないことがわかったいま、「自分はどう生きたいか」「どんな人生が幸せか」を考えた方も多いのではないでしょうか。

いまこそ、朝の時間を活かしましょう。「忙しいから」「どうせ無理だから」という言い訳に別れを告げて、「自分の人生で何を成し遂げたいか」をみつける時間にしていただきたいと、私は考えています。

健康な思考は健康な心身から。日々の生活を整え、将来の「なりたい」につながる行動を起こすために、ぜひ『朝活手帳』を活用してください。

ではさっそく「好きを100個」からスタートしてみましょう!詳しい手順や「こんなときどうする?」は2020年11月〜2021年1月のコラムでも詳しく紹介していますので、合わせてご覧下さい!


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