居心地が悪いハードル=「新規開拓」をすることにした話
2014年11月28日おはようございます!池田千恵です。
先日、4月より週3ペースで参画していたRCF復興支援チーム を卒業し、本業にエネルギーを集中していくことにしました。
卒業、といっても、全く関わることがなくなる、というわけではありません。今後も「復興」を切り口に、外部からもずっとつながっていきたい、という希望も伝え、その気持ちも分かっていただいた上での卒業です。
個人では引き続き復興につながるアプローチは続けて行きますし、連携することにより、さらにお役にたてるようなことがあったらぜひ、また一緒にできれば、と思っています。
この決断に至るには様々なプロセスがありましたが、大きなきっかけのひとつは、愛媛でホテル火災に遭いかけたことでした。(その時の気持ちはブログ に書きました)
人生はぼんやり生きているほど長くない。本業半分、復興支援も半分のエネルギーのままでは、今の私のキャパでは両方満足がいく仕事は到底できない。だから、今は本気になって本業に集中しよう、と思ったのです。
わがままを聞いて下さったRCFの皆さんには大変感謝しております。
RCFで学んだことはたくさんあります。その中のひとつが、常に新規開拓に挑む姿勢です。
「コーディネーター」という、一言ではズバッと言い表せない仕事だからこそ、企業・行政・地域と、具体的にどう連携していくかの案を、相手に応じた形で提案し、根気強く説明し、見込みがありそうな顧客に臆せずアプローチし続ける姿に、
「私も新しい価値を、相手に分かってもらうように自分から攻めの営業をしたい」という気持ちが高まりました。
私にはいわゆる、新規開拓のようなガッツリ営業の経験がありませんでした。
前職は2社とも、すでにお客様がいらっしゃるところからの仕事でした。
独立したての無名のころは、1冊目の本『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』 を執筆しながら、信頼している方からお客様を紹介いただいていました。また、(仕事がなくて暇だったのでできたことですが)1日じゅう籠もって本気になっ て書いていたブログがあり、それがきっかけとなり、まだ1冊も本を出していないうちに、2冊目の本の執筆依頼をいただくことができました。
著書、ブログ、掲載雑誌経由で発信する言葉や考えにまず興味を持ってもらい、そのおかげで直接指名をうけることができたため、私自身は、未開拓の企業に提案営業をすることがなかったのです。
今までは、このように、いわゆる「営業」をしなくても売れることを、かっこいいと思い、それを私の売りにしていたという意識もありました。
でも、今は、それが売りなわけでもなんでもなく、新規開拓も、最初から信頼してもらっている方とのつながりも、どちらも重要で、バランスを保つことで経営は成り立っているのだ、と考えを改めました。
どっちがいい悪いじゃなくて、新規開拓で出会い、信頼を構築していくサイクルを回していくことが大事だし、面と向かって説明することで、最初はあまり興味を持っていなかった人でも説得できるんだと気づいたのです。
このことに気づいたのは、RCFの皆さんが常に新規開拓し、フィードバックをうけて進化しつづけている姿を見ることができたからです。
新規開拓をしないと、私は新しいステージにいけない、という危機感も感じました。
守りに入っていたんです。
実は、怖かっただけなんです。
私のことをよく知らない人に、自分のサービスを否定されるのが。
最初、それほど興味をもっていない人に振り向いてもらうよりも、最初から興味を持ってもらっている人たちに話した方が、否定されないから気持ちいいんです。
もちろん会う前に自分を知ってもらえていることは嬉しいし、お役に立てている実感がすぐにわいて楽しいですが、その一方、相手が私のことを何も知らない状 態で、膝をつきあわせて、生で、自信をもって自分のサービスを見てもらえて、説得する。そういう経験が私には圧倒的に足りない。突き抜けるためにはそう いった経験が絶対に必要だ、と思ったんです。
そういうわけで、これから私は、新規開拓をすることに決めました。
もちろん口だけじゃ終わらず、昨日さっそく、某一部上場企業様と商談してきました。
とびこみ営業ではなく、一定のプロセスを経てですし、担当の方とは前職で面識がある商談なので、厳密にいうと新規開拓ではないかもしれません。
が、今まで、まったくのゼロベースから自分が提供できるサービスを営業することはほとんどなかったので、正直かなり、ドキドキでした。
(お客様が新規開拓するための営業資料は、それこそ何万枚も作っているわけですが、お客様に提供しているサービスを自分にする、という発想が、恥ずかしいことにほとんどありませんでした)
アウトプットは数枚の資料ですが、リサーチや伝え方を含め、何日もかけて準備しました。
まだ結果はどうなるか分かりませんが、とっても達成感がありました。
気持ちいい!と思いました。
自分の殻をひとつ、破れた気がしました。
RCFの皆さんありがとうございます。
よーし、つきすすむぞ~!!!
これからは企業への営業、力を入れていきますよ!!
写真は、RCFの皆さんから卒業の日にいただいたお花です。ずっとつながっていけるように、私も今の場所でせいいっぱい頑張ります!
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