「お前は見本となる社員となれ」を20年間守ってきた女性のお話
2014年01月10日こんにちは!池田千恵です。
明日は新年初セミナー。プレゼン資料をさきほど作り終え、ちょっとほっとしつつPCに向かっています。
今回のブログのタイトル「お前は見本となる社員となれ」は、今回紹介する本『期待以上に応える技術』著者の網野麻理さんが、20年前の新入社員時代、当時の上司に言われた言葉だそうです。
たった一言、具体的な指示もなく言われた上司の言葉に、彼女は今までの自分を反省。「見本となる社員とは何か」を試行錯誤し、ダメ新人から信頼できる社員へと成長していきました。
この本には、成長の過程で身につけることができたコミュニケーションの極意について、あますことなく書かれています。
期待以上に応える技術
この本の著者、網野麻理さんは、JCBのブラックカード会員向けのコールセンターで、スーパーバイザー、チーフトレーナーを歴任。現在は株式会社プライムコム代表取締役として、プレミアムサービスのコンサルティングや高級ブランド店での企業研修などで活躍されています。
網野さんとの出会いは、2009年でした。私が初めての著書『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』を出したばかりで、本を読んだ方の感想が気になり、いてもたってもいられず、ドキドキしながらブログ記事を書名で検索していました。
当時網野さんは匿名でブログを書いており、私の本を読んで早起きランニングを始めた、という話を書いてくれていました。
嬉しくてコメントを入れたところ、なんと驚いたことに、その後「お礼が言いたくて」という理由で、私がゲスト講師として登壇していた数万円のセミナーに、セミナー内容が何かもよくわからないまま来てくださったのです。
無料セミナーや数千円のセミナーならまだしも、お礼を言うために来てくれるなんて。。。!
その行動力に驚き、以降、さまざまな機会でお会いすることが多くなりました。
2011年、2012には、網野さんが毎年1度主宰している「イイオンナの日」イベントにゲスト登壇させていただいたりもしました。
仲良くなり、彼女の過去もいろいろ聞きました。華やかでエレガントな彼女からは伺いしれないような経験もされています。彼女によると、会社にもたくさん迷惑もかけてしまったそうです。
でも、さんざん迷惑をかけた上司に言われた一言
「お前はこれから、JCBの見本となる社員となれ」
ここから、彼女の「見本ってなんだろう」の旅が始まり、今に至ります。
網野さんはJCBが大好きで、ことあるごとにJCBに恩返ししたい、という話をされています。
JCBが大好きすぎて、この本を書いちゃった、といってもいいかもしれません。
イイオンナの日パーティは、網野さんがJCBを卒業した後始めたプロジェクトですが、パーティで驚いたのは、参加者のJCB社員率の多さ。彼女の上司、彼女を慕う部下の皆さんとたくさん名刺交換させていただきました。
↑これが、2012年のイイオンナの日パーティのお花。
これが、卒業してからも会社に信頼され、愛され、そして見本となる社員になっている何よりの証拠でしょう。
前回「輝くことが恩返し」という話を書きましたが、彼女もまさに、輝きつづけて恩返しをしていく人だと感じました。
詳しい内容は本に譲りますが、あとがきで印象的だった一言を紹介します。
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私の前職JCBは、国際ブランドのクレジットカードの中で唯一、日本発祥のカード会社です。
日本人のために、日本人がつくったクレジットカードーーーーー。
外資系カードと肩を並べてグローバルに展開している中で、日本人だからこそできる気くばりやきめ細やかな心遣い。まさに、おもてなしのサービスを提供し、それを世界に発信していくという多くの貴重な経験を積ませてもらった自分にできることは何か?
その経験と知恵と知識が、誰かのお役に立てるかもしれない。今回の本の執筆がその重要な機会であるーーー。執筆に対する使命と責任を、あらためて感じたのです。
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私も、手段は違えど同じ想いを持っているのでとても共感しました。
網野さん、一緒につきすすみましょうね!!!
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千恵さん
ご紹介いただきありがとうございます。
涙が出てしまいました。
会社員時代のこと、会社への想い。千恵さんにお話をしてきて本当によかったと思っています。
今、千恵さんのように、読者のかたを大切にする著者になりたいと必死に頑張っています。千恵さんに教えていただいたことを一つずつマネをしていこうと始めていますが、千恵さんのように行動できることは、並大抵の努力ではないと改めて実感しています。だからこそ、千恵さんが多くの方に支持をされ応援されるのだと確信しています。
私もそんな著者になれるよう、頑張ります。いつも沢山の力を、ありがとうございます。
網野麻理