ホントは表舞台に出たいのに、いつまでも出られない人の3大口癖
2014年02月04日こんにちは!池田千恵です。
知り合いに教えてもらって、拙著『チーム・プレゼン会議術』の書評が、宣伝会議2014年2月号に出ていることを知りました。宣伝会議は憧れの専門誌なのでうれしい~。
今日も女性誌の取材を受けました。今日のテーマは朝活です。また発売したらお知らせしますね。
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さて、掲題の話です。
ホントは表舞台に出たいのに、いつまでも出られない人の3大口癖、何だと思いますか?
「練習のときはうまくいったのに」
「誰もいなかったら話せるのに」
「もう少し時間をくれたらちゃんとできたのに」
です。
これは全部、「自分なんか表舞台にでなくてもいい」という人生が前提の言葉なんですね。表舞台に出るには本番経験は必須なのに、この口癖がでるようでは、本番を回避している。自分で自分を制限しているんです。
私は現在、プレゼン、資料作成、思考整理など、「物の考え方、伝え方」について講演やセミナー活動をしていますが、実は昔、人前が怖く、本番に弱い子供でした。
心の底では、人前に出たい、本番に強くなりたい、思いを自由に発信したい!という気持ちを常に持っていました。でも、それをうまく伝える術を知らず、失敗が怖くて萎縮していたのです。
今日は、そのときのドロドロした気持ちをひもとこうと思います。なぜなら、ここにこそ、私がなぜ、思考整理と発信力強化を仕事にして、より多くの人にその方法を伝えたいと思っているかが詰まっているからです。
●小学校の授業中、演劇の感想を一言言いなさい、と指名されたとき、ただ「面白かったです」とでも言っておけばいいのにその一言が言えず、2~3分無言で立ち尽くしてしまいました。先生はあきらめて、「もういい」と言って私を座らせました。言葉がうまくでてこない、あのときの無力感は今も思い出すとちょっと辛くなります。
●小学生のとき、学級委員に一瞬推薦されましたが「おとなしいし人前で話せないから千恵ちゃんはダメだ」と他の児童が言ったため、推薦を取り消しにされたこともあります。学級委員になる自信はなかったものの、自分で辞退するのと取り消しになるのは大きく違います。そんなことなら最初から指名するな!と悲しくなりました。
●中学生のとき、好きな男の子がいましたがうまく話すことができませんでした。あとで友人に「○○君が、千恵ちゃんのこと、あいつは暗いって言ってたよ」と教えられました。(今考えると、その友人もその子を好きで、邪魔したかったのかもしれませんが)言葉を話せないと、暗い、と思われてしまうんだ、ということがわかりました
このようなちょっとした、人前が怖い、誤解される、うまく話せない、という経験の積み重ねから、すっかり引っ込み思案な生活を送っていたのですが、そんな自分を心から変えたい!と強く思った大きなきっかけが、大学時代のプレゼンの手痛い失敗です。
当時日本に上陸したてのスターバックスの、マーケティング戦略を分析するプレゼンでした。
実は資料だけを手当たり次第集めて材料だけが多くなり、それをどうまとめるかというところまで準備が全く足りず、どうしようもなくなり無理矢理論理づけをしたシナリオで、カンペを持ってそれを棒読みするしかない状態でプレゼンに臨みました。
でも、自信がないのに加えて、カンペの文字が小さかったので手が震えて読めなくなり、同じところを何度も読んだ上、最後は一体自分でも何を言っているのかよくわからなくなって、固まってしまったのです。
3人のチームで、私が2番目の発表でした。3人目のメンバーにどうやってバトンタッチしたか、全く覚えていません。
チームのメンバーに迷惑をかけてしまった申し訳なさ、準備不足で人前に出なければいけなかった恥ずかしさ、周囲の、私を痛々しそうに見る目(きっとそんなことはなかったのですが、当時の私にはそう見えました)
消え入りたくなるってこういうことだ、と思いました。
その日はゼミのみんなで懇親会があったのですが、とても懇親会に出られる精神状態でなく、家に帰ってひきこもり、もうどうなってもいいや、とやけ食いしました。(一人暮らしでしたが、お寿司の出前を2人分、大量のお菓子とお酒を飲みました)
思い出してちょっと辛くなってしまいましたが、この経験があるからこそ、今私はこの仕事をしています。
「練習のときはうまくいったのに」
「誰もいなかったら話せるのに」
「もう少し時間をくれたらちゃんとできたのに」
全部、「自分なんか表舞台にでなくてもいい」という人生が前提の言葉だと思いませんか?
ホントは表舞台に出たいくせに、そんな言い訳を作って自分で自分を制限するのが、ほとほと嫌になったんです。
練習のときにうまくいっても、本番で結果だせなければ意味がありません。
本番で結果がだせないのなら、それが自分の実力だ。ダメならできるようにやればいいだけ。
そう割り切ることができないから、本番に弱いままだったんです。
逆に言うと、割り切ることさえできれば心構えが変わる。本番でも絶対大丈夫になるように一生懸命準備するから、本番に強くなる。
「練習のときはうまくいったのに」
「誰もいなかったら話せるのに」
「もう少し時間をくれたらちゃんとできたのに」
そんな免罪符に甘えない人生を歩きたい!と強く思ったんです。
このプレゼンには後日談があります。
プレゼンの大失敗を挽回すべく、教授にもう一度プレゼンさせてほしい、と直訴したのです。熱意が届き、特別にやり直しのプレゼンをさせてもらえました。
二度とあんなプレゼンをしたくない、という思いから、ものすごく準備しました。
事前に友達にもプレゼンを見てもらい、アドバイスをもらいつつ、何度も何度も練習しました。
おかげで、絶賛、というところまではいきませんでしたが、なんとかプレゼンをやり終えることができました。
一生懸命やる人に、周囲は優しいんだ、ということもわかりました。
今回話した大学での出来事は、今から16年前の話です。
あれからずっと、覚悟を決めるにはどうすればいいか、言葉をちゃんと届けるためにはどうしたら良いか、16年間考えてきました。
出来なかったからこそ、それを体系化して誰でもできる形にするにはどうしたらいいか、ずっと研究してきたのです。
もしあなたが、本当に心から、伝えたいと思うことを持っているのなら、覚悟を決めて欲しい。そしてそれを、適切に伝える術を学んで欲しいのです。
それが、あなたが今想像もできないようなすばらしい未来に、あなたを連れて行ってくれるから。
そのために、覚悟の決め方をお伝えする「iプラ」、きちんと伝えるための発信力を磨く「イチモク」を続けているのです。
● 働きウーマンに贈る 私であるための企画力講座(通称iプラ)第7期
http://ikedachie.com/contact03/
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2014年 2月16日(日)15:00~17:00 (開場 14:40)
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〒103-0022
東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル 4F
TEL 03-6225-2693
●参加費用 無料
●定員 40名様(先着順・定員に達し次第、申込を締め切らせていただきます)
●お申し込みはこちらのフォームよりお願いいたします。
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※Gmailなどのフリーメールですと、迷惑メールに振り分けられる
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