正しく自分を見積もる力

よく頂く悩みに、
「早起きしたいけどできない」
「いつも計画通りにいかない自分に落ち込んでしまう」
というものがあります。
私はそんなとき、
「あなたは本当はできるはず。無限の力を持っている」
「計画通りにいかないのは、あなたのせいじゃなくて仕組みが悪いだけ」
「だから、仕組みを整えましょう」
とアドバイスをすることがあります。
でも、今は伝えるべきでないと考えて伝えないときもあります。
なぜかというと、上記のアドバイスは、
あくまでも事実の一部でしかないからです。
心が変わらないと「仏つくって魂入れず」状態になります。
上記アドバイスは、本当に心から納得してからでないと
表面的な手法だけを繰り返すことになってしまうと考えているのです。
上記の言葉を心から理解し、実行するためには、
一度、自分のダメさ加減を徹底的に認識しないといけないことに気付いたのは、
今から13年前、新卒2年目のことです。
私が、何をやってもうまく行かなかったときの一番大きな原因は、

「自分は、本当はもっとできる自分なはず」
「なのに、うまく行かないのは私じゃなくて、なにか他の要因のせいなんだ」
という思い込みにあったからです。
うまくいかない根本原因を、魔法のような何かが見つけて助けてくれて、明日から劇的に
人生がうまくいく、そう思って、自分のダメなところを見つめることせずに
本を読み、友人に相談し、答えを外に求めていたのです。
そんな自分にほとほとあきれたのは、社会人２年目で子会社に出向となった時でした。
それまで、私はどこかで周囲をばかにしていました。
「私の実力はこんなもんじゃない。なんであの人がうまくいって、
自分はうまくいかないのか。こんなに頑張っているのに
認められないのは、私じゃなくて回りのせいだ」
と思っていました。
でも、自分なりにどんなに頑張っているつもりでも、
「あなたは、会議にいても意味がないから掃除してて」と、会議にすらださせてもらえなくなったとき、
「ああ、私って本当に仕事ができないんだ。このままじゃ20代で窓際社員だ。そんなのは嫌だ。自分を変えたい！」
「頑張っているつもりな自分を認めて！では、仕事はできないんだ！」
と、心の底から思ったのです。
それまで、自分は「ダメな自分」をちゃんと見積もることなく生きてきたんだと、やっと気付きました。
心から落ち込む出来事でしたが、底まで落ちたら這い上がるだけ。じゃあどうやったら仕事ができるようになるか、と物事に対するスタンスが変わりました。
「早起きしたいけどできない」
「いつも計画通りにいかない自分に落ち込んでしまう」
と悩んでいても、いっこうに前に進んでいないと思ってしまう方が、もしこれを読んでいたら、仕事において作業量や工数、日程を見積もるように、一度自分自身を正しく見積もってみませんか？
足腰を鍛えないままジャンプしても、高く飛べません。だから、最初に足腰となるベースを作るのです。
ベースがあったら、自分のタフさをいろんなことに応用させることができます。
はっきり言って、このプロセスは辛いです。
最初は、「こんなはずじゃない！」「こんなにできないわけはない」と、もしかして逃げ出したくなってしまうかもしれません。
でも、最初にスタート地点を正しく見積もっておかないと、自分の体が動かない。

決める自分になって、新たな一歩を踏みしめるため、一緒に学びませんか？

正しく自分を見積もろうとするとき、一人悶々と悩むと袋小路に入ってしまうことがあります。

実際私は、落ち込みすぎて体を壊したこともあります。

だからこそ、想いを書いて図解で見える化する手法を使い、自分で自分を元気付けてきました。今も試行錯誤しながら考えつづけています。

想いを書いて見える化し、しっかり自分を見積もっていきませんか？
６月23日が、あなたの新しい一歩となりますように。