こんにちは。池田千恵(@ikedachie)です。
早起き生活を実現したい!という時気になるのが朝活手帳。お陰様で支持いただき、プロデュースをはじめて10年になりました。
ただ、興味をもって手にとってくださっても、中身を見て驚いて、そっと手帳をとじる人が多いのも確かです。
- 書くところが多くてめんどくさい!
- 細かすぎる!
- 本当に朝しか書けないの?朝9時以降はどーすんの?
- すぐに挫折する自信がある
そうですよね。ホントすみません。私も確かに細かいと思います。一見めちゃくちゃハードル高いですよね。
でも考えてみてください。逆に「自由に書いて」と言われると困っちゃいませんか?
何でもしていいよ!あなたの好きなように書いていいよ!と言われて真っ白な手帳を渡されたら、使いこなせる自信ありますか?
むしろ書くことが決められていた方が考えなくて良いから楽なんです。
確かに、全部完璧に書き込もう!と思うと大変ですが、朝活手帳は全部記入しなくてもOKです。そもそも「早起きできるようになる」「続けられる」ことが目的の手帳で、全部埋めることが目的ではないのです。
そこで、先日開催した「朝活手帳お気軽質問会」で出た質問に答える形で、朝活手帳初心者でも使いこなせる活用法をお伝えします。
Contents
■朝活手帳お気軽質問会で出た疑問やユーザーの活用法にに答えます
先日メルマガ読者と早朝グルメの会会員、オンラインコミュニティ「朝キャリ」メンバーを対象に、「朝活手帳お気軽質問会」を開催しました。(ブログやSNSでは募集していません。定期的に開催するのでご興味がありましたらメルマガ登録してみてください)

朝活手帳お気軽質問会とは、朝活手帳を持っている・持っていないにかかわらず、手帳を活用して何か成し遂げたいことがある人が手帳の悩みをシェアしたり、自分なりの活用法を紹介する会です。

今回話題になったのはこのようなトピックでした。仕事で成長したい女性、一生仕事を続けたい女性、人生100年時代を自分の好きで得意なことで生きたいと思う方が集まっているので、手帳に限らずお話するだけで勉強になるし、楽しいのでおすすめです。(男性も参加できます)
- 朝活手帳の「今週のテーマ」は二種類にして、精神的な目標と具体的な目標を並列して書くというやり方もあり
- 手帳に自由度があると燃えるタイプと、手帳に制約があると燃えるタイプの2つのタイプがいる
- 手帳をインスタで載せている女子に影響される必要はない
- 朝活手帳を「目標」として使うとできなかったときツライので、できたことを書く「実績表」として使うと自己肯定感があがる
- やり残しを「戦略的に先送る」方法
- 今日もできなかった…というがっかりを、「今日はできた!」に変える方法
- マインドマップを3ヶ月〜半年ごとに使いグランドデザインする
- マインドマップ→ガントチャート→朝活手帳の順番で作業が具体的になる
- どれも大事なタスクで優先順位や色分けができないときは時間で切り分けるとしやすい
- 手順を追って手順をガチで守ってやろうとすると挫折しやすいので、好きなところ、やりたいところから手を付けて勢いをつける
- 移動距離が増えるほどクリエイティブな思考がわく
- クローゼット整理と手帳の整理は似ている
- 秘書ほど可能性にあふれた仕事・クリエイティブな工夫の余地がある仕事はない
- 手帳はテンプレートをダウンロードできる時代
今回は上記トピックから、朝活手帳を使う時のハードルをどう乗り越えるかにフォーカスして解説していきます。
■朝活手帳がハードルが高いと感じてしまう3つの理由
朝活手帳がハードルが高いと感じてしまう理由は、大きく3つあります。
- キレイに書けない
- 全部埋められない
- やろうとしたタスクが実行できずにモヤモヤする
順番に説明しましょう。
朝活手帳がキレイに書けない
こちらについては明確です。「インスタに載っているキレイな手帳を真似する必要ナシ」
インスタはいわば「よそ行き」のメディア。キレイに書いてあると使いこなせているように見えますが、キレイなことと使いこなしていることは別ものです。
むしろ手帳は、自分にしか分からない記号やぐちゃぐちゃの文字で汚して上等。相手に見せることを意識すると「ちゃんと埋めなきゃ」と思ってしまいますが、「どうせ誰にも見せない」と思って気楽に使ってみましょう。
朝活手帳が全部埋められない
朝活手帳は「何時に起きて何をする」と前もって書く欄があります。ここで予実管理をするわけですが、予定通りいかないと、できない自分がダメ人間なんじゃないか…と思ってしまい落ち込むという意見も。
そんな時は次のことを試してみてください。
朝活手帳にグダグダな内容を書く
明日は寝坊する!と決めたのなら「寝る!」と手帳に書いてみましょう。
何もすることがない!のなら「何もしない!」と書きましょう。
何もかっこいいことを書く必要はないのです。グダグダな内容でも、書いて、実行したらそれは「できた!」ということです。真面目で一生懸命な人ほど、「ちゃんと書かないと」と思って手帳を真っ白にしてしまうので、まずは「グダグダを書く」ということから初めてみてください。
朝活手帳を使ってしたいこと、すべきことをなるべく細かく書く
手帳が埋められなかったり、やろうとしたことがなかなか進まないとき、したいことの「粒」が大きすぎる場合が多いです。
例えば「朝、ブログを書く」とすると、ブログが朝の時間内に終わらなかったら「できなかった」と思って落ち込んでしまいますよね。ブログを書くにあたり普段しているような下準備も全部手帳に書いてみましょう。
例えば「ブログを書く」は、次のように粒を小さくできます
- 手帳にためておいたブログ記事になりそうなネタを見返す
- 最終的にどんなことを伝えたいかをイメージする
- 写真をキレイに加工する
- 実際の記事を書く
- SNSにリンクを貼る
そのことにより、仮に朝の時間内に書き終わらなくても「70%はできた!」と達成感が生まれます。
朝活手帳を実績表として使う
朝活手帳は自分で決めた目標を達成するための手帳ですが、時には思い通りに行かないこともありますよね。筆者も3歳の息子がめちゃくちゃ早起きだったり、夜中にトイレに行きたいと言って起きてきたりするので、朝4時に起きられなかったり、起きられても予定が崩れたりすることもしばしば。
決めた予定が達成できないのがストレスになりそうなときは、朝活手帳を今日できたことを書く「実績表」として活用してみましょう。
そのことにより「予定したことができなかった」というがっかりが解消されます。
朝活手帳でやろうとしたタスクが実行できずにモヤモヤする
キッチリ最初に計画を立てるのが好きな人が陥りがちなのが、2〜3日「できない」が続いて計画通りにいかないと、どんどんやることがたまってしまい、それを思うとユウウツになり、ついつい先送りしてしまうというもの。結局それを挽回するには徹夜しないといけない…くらいため込んでしまい、結局できないから全部なかったことにしたい!とドンガラガッシャンしてしまう…。心あたりがある方も多いのではないでしょうか。
そんな時は次の方法を試してみてください
1週間単位、1ヶ月単位でやること、やらないことを「断捨離」する
年末の大掃除がおっくうなのは、ちょこちょこと普段から掃除していないせいで汚れがものすごくたまってしまうから。タスク整理も同じで、ちょこちょこと整理しておけば全然大変ではありません。
「やれていないこと」がじわじわたまっていくからモヤモヤするので、毎週こまめに整理しましょう。
朝活手帳には週のはじめに書く「スッキリシート」と、月末に書く「今月の振り返りシート」というものがあります。こちらを活用してください。


「スッキリリスト」と「振り返りシート」記入のコツは「やれなかった」にフォーカスして落ち込まないこと。何度も繰り返し書いていて、それができないということは、何か原因があるはずです。
本当に心からやりたいと思っていないかもしれないし、何度も書いているのにできないけど別に日々が回っているのであれば、必要がないことかもしれないですよね。
やれなかった、と落ち込むのに結局解決策も講じないのなら、自分にとって必要がないことだと思って思いきってやめてしまいましょう。
自分にとって必要か、そうでないかの決断を毎週、毎月行うことで、いつもできない、先送りしてしまう、というモヤモヤは解消します。
できなかった過去の「やること」はいったん忘れ、その日にやると決めたところだけをやる
やろうと思っていたのにできなかったことが積もっていくと、積もり始めた最初からもう一度やろうと思いがちです。
でも、そのやり方だと1週間前に終わるはずだったことを今やらなきゃいけないですよね。やろうとすると「ホントは1週間前にやるはずだったことを今やっている私はダメ人間だ」と思ってゲンナリします。
始めからやり直し、計画に追いつかなればいけない、と思うとユウウツになるのであれば、今日やる!と前に計画したこと「だけは」やる!と決めてしまいましょう。最初からさかのぼってやる必要はありません。
それで勢いがつけば、過去に「やろうと思ってやらなかったこと」にも手を付けられるようになります。
やるべきことがたまって前に進めず悶々としてしまったら、この方法を試してみてください。
ちなみにこの内容は、今回参加してくれた方がバイオリンの練習をするときに実践している方法だそうです。教えてくださりありがとうございました!
■朝活手帳を使いこなして「自分で決める」気持ち良さを味わおう
今回「何を書いたらいいか分からない」「書く場所が多すぎて迷う」「書いたはいいが実践できないと落ち込む」という問題の解決策について書きました。
朝活手帳の初心者向けの活用法については、今後も定期的に解説していきますね。
一緒に「決めたことを実行して前に進む」気持ち良さを味わっていきましょう!

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。福島県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ株式会社、ボストン コンサルティング グループを経て独立。2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。会社員時代には趣味の飲食にまつわる資格を7つ取得。会社の許可を得た「週末起業」でパンやワイン、チーズの知識を教える先生としても活動。2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。16年連続発売の人気手帳となる。2018年より、会社員が自分オリジナルのコンテンツを「教える」ことで本業+アルファの収入を得られる状態を目指すスクール「朝キャリ」を運営。のべ400名を超えるキャリア相談、アウトプット指導をしている。近著は『週末朝活』(三笠書房)、『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『週末アウトプット』(日本実業出版社)。小学生の母。


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