六本木の朝活「 アサロク!」@文喫 六本木 ファッションプロデューサー ミランダかあちゃんに学ぶ! 素敵に歳を重ねるための「自分スタイル&キャリア」の作り方 開催レポート

おはようございます、フリーライターの仲間麻美と申します。

2023年6月27日に行われた「文喫 ✕ アサロク vol.8」のテーマは、ファッションとキャリア。大人女性のオシャレ研究家 ミランダかあちゃんこと、輪湖(わこ)もなみさんにお越しいただきました。

2023年7月31日23:55まで視聴できる、イベントアーカイブも販売しています

ミランダかあちゃんのインスタやYouTubeはアラフォー・アラフィフ女性に大人気。ファッションのNG、OKパターンがわかりやすく、千恵さんもミランダかあちゃんの大ファンです。

ミランダかあちゃんインスタグラム
ミランダかあちゃんYouTube「ミランダかあちゃんねる」

千恵さんがミランダかあちゃんから、「年齢を重ねる」ことをポジティブに捉え、経験豊かな大人として自信を持って生きて行くためのファッションの秘訣を直接聞きたいと思ったことで実現した今回の対談。ミランダかあちゃんは大手アパレル企業に16年勤務後、独立して人気YouTuberになりました。キャリアをどんなふうに選択してきたのかについてもお聞きしたいと千恵さんは意気込みます。

会場となった文喫は日本で初めての入場料のある本屋さん。平日は1650円、土日祝日は2530円(どちらも税込み)を支払えば、9時〜20時まで置いてある本が読み放題、珈琲と煎茶は飲み放題。食事やデザート、お酒(11時30分〜)も有料で楽しめる喫茶室があり、wi-fi、電源、ロッカー完備。本好きの人やリモートで仕事をしたい人にもってこいのスペースです。

千恵さんは、株式会社 朝6時をこの近くに設立したことから六本木の文喫さんとコラボレーションで朝活イベントをするようになったそう。「朝から六本木で、人よりひと足早くヒトモノコトを体験する」をコンセプトにシリーズ化したのがこの「 アサロク!」です。千恵さんやゲストの方との距離も近く、ふらっと一人で参加しても心地よく過ごせると好評です。もちろん、オンラインでも参加できます。

ミランダかあちゃんは(株)ワールドに16年勤務し、専門店販売指導、店舗管理に携わった後、独立。その後は16年間装花の会社を経営していましたが、ファッションブログを始めたのが評判を呼び、50代でYouTuberデビューして人気爆発。現在は、Youtube「ミランダかあちゃんねる」が登録者数11万人、総再生回数2000万回。ブログ「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」は月間300万PV。ウェア・ジュエリー・リメイクブランド
「STYLE04」のプロデューサー&ディレクターでもあります。

大人女性のファッションのお悩みで多いのが「今まで似合っていたアイテムがしっくりこなくなった」「同じ服を着ていても以前と比べて”もっさり”見える」というもの。これは、「重力のせい」とミランダかあちゃんが解説してくれます。

「若い頃はお肌や体のパーツに張りがありますが、加齢が始まると重力に負けて体のいろいろな部分が下に下がってしまう。だからこそ、スタイルをよく見せる工夫が必要」と力を込めるミランダかあちゃん。早速、知ったらすぐ実行できる「3つの即効性ティップス」を紹介してくれました。

1. 頭は極限まで小さくまとめる

フェイスラインが緩んできて顔のまわりがぼんやり見えるのを防ぐには、ヘアスタイルをコンパクトにすること。長い髪はまとめたり、思い切ってショートヘアにするなどして、頭を小さくする工夫を。

2. 美姿勢キープで首を長く見せる

仕事でモデルを頼むときは、首の長い方にお願いするようにしているというミランダかあちゃん。顔の造作はメイクでいくらでもごまかせるが、持って生まれた骨格はどうにもならないから。服を美しく見せるために首の長さは重要。ただし、モデルのようにもともと首が長くなくても、美しい姿勢を保つだけで首は伸ばせる。ミランダかあちゃん直伝の「モデル立ち」のコツを習っただけで、会場のみなさんの姿勢が劇的に改善されたのには千恵さんもびっくり。

3. 顔の周りに”光沢”配置

大人女性は耳元や首元に光沢のあるアクセサリーをして。「光沢感バイアス」といって、人はツヤがないくすんだ物体よりも、光沢感のある物体の方が魅力的に見えるから。物体の表面に光沢があるのは、近くに水源があるしるしで、水の確保は原始生活で重要だったため、光るものを見ると人は本能的に好感を抱くそう。

2、の美姿勢を保つコツには特に共感していた千恵さん。千恵さんの近著『週末朝活』でも、朝いちばんで姿勢を意識することで、1日の意識が大きく変わることが書かれています。朝に身体が整うと、1日その「型」がピシッと決まるようで気分がよくなるので、ぜひ実行してほしいと千恵さんも大きくうなずきます。

前半は大人女性のファッションについて語られましたが、後半はキャリアチェンジについてのお話に。

ミランダかあちゃんは、新卒でワールドに入社し、16年間勤務しました。とっても居心地のよい職場で、「このままだと定年までぼんやりいてしまう!」と思ったかあちゃんは、40歳手前で退職。ずっと趣味で習っていて興味のあったお花の会社を立ち上げました。結婚式場や展示会でお花を活け込むお仕事です。

装花のお仕事も最初のファッションのお仕事と同じ16年続けたミランダかあちゃん。55歳の時、ある雑誌の編集長が「WEBでファッション記事を書きませんか?」と声をかけてくれたのがきっかけで、ファッションの仕事にまた戻ることになりました。

「『なんだか面白そう』とWEB記事を引き受けたものの、16年もブランクがあるしリハビリがしたいな~」と思ったミランダかあちゃん。試しに「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」というファッションブログを立ち上げてみたところ、思いもよらない反響がありました。「世の中には、服のことでこんなにも困っている人がいるとわかったので、自分が力になろうと決めた」とミランダかあちゃんは振り返ります。

千恵さんはこの経緯が、よく自著で引用している”計画された偶発性=プランド・ハプンスタンス・セオリー”そのものだと感じたそう。これは、スタンフォード大学のジョン・クランボルツ教授が提唱している考えで、キャリア形成のきっかけは80%が「たまたま」というもの。ミランダかあちゃんも、たまたま自分に降ってきたチャンスを「ブランクがあるから」と無視せずに捕まえたことで、今のキャリアに導かれたのですね。

現在は、「ファッションの力で女性の健康寿命を10年伸ばす」ことをミッションとしているミランダかあちゃん。毎日メイクをしたり、身支度を整えたりしている女性は、そうでない女性よりも健康寿命が3年長いというデータもあるそう。ファッションに悩む多くの大人女性が「自分らしさ」を見つけられるようお手伝いをしていきたいと言います。

キャリアに悩む人にミランダかあちゃんが伝えたいのは「やらないよりは絶対にやったほうがいい」ということ。恥をかいても大丈夫。失敗しても「へへっ」と笑えるような気力体力があるうちにやりたいことにチャレンジしてほしい、という言葉に力を貰った参加者が多かったようです。

トーク部分の終了後は、参加者のみなさんからの質問タイムが設けられ、主にキャリアについての相談に、千恵さんとミランダかあちゃんが真摯に回答されていました。

「アサロク!」リアル参加のみなさんは、イベント終了後も閉店の20時まで文喫さんに滞在が可能なので、飲食、読書、wi-fiを使ってのリモートワークなど、思い思いの時間を過ごされたようです。千恵さんとミランダかあちゃんの読者の方や千恵さん主宰のオンラインサロン「朝キャリ」メンバーの方が、購入した本にサインを書いてもらったり、記念撮影をしながら和やかに交流されていたのが印象的でした。

※2023年7月31日23:55まで視聴することができるアーカイブもこちらで販売しています。

次回の「 アサロク!」@文喫 六本木は、8月頃開催の予定です。どうぞお楽しみに。


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