おはようございます!池田千恵(@ikedachie)です。
2021年12月8日、TOKYO FMの平日朝の生放送ワイド番組 One Morning (パーソナリティ:タレントのユージさん、フリーアナウンサーの吉田明世さん)内のコーナー「辻利presents 朝活の道」(=朝にまつわるお役立ち情報や、朝におすすめの活動などをご紹介
そこで今回、番組では時間の都合でお伝えしきれなかった「朝活松竹梅」を設定することのメリットやコツについて、さらに深く掘り下げてお伝えします。
■朝活松竹梅とは?
朝活松竹梅とは、早起きしようと思ってもなかなか思うようにいかないとき、落ち込まないための考え方です。
朝活に、次のように「松竹梅」の3段階のレベル分けをしていきます。
「松」:自分の理想とする早起きができて、時間を有効に使えたなど最高の過ごし方ができた場合
「竹」:時間通りには起きられなかったけれど、少し時間が作れた場合
「梅」:朝活としてはほとんど何もできなかったけれど、睡眠時間は取れた、朝日を浴びることができたなど、「できた」ことを数えられた場合
■朝活松竹梅のメリットは?
1つのスケジュールだけ決めておくと、予定通りにいかなかったとき「ダメだった」と落ち込みますが、バックアッププランを2つ作ることで「理想のパターンは実践できなくても、第2、第3のプランは実行できた」と意識が切り替わります。
つまり、朝活に「松竹梅」を設定することで「できなかった」と落ち込む朝がゼロになり、「できた」が積み上がるのです。実際私は、赤ちゃんのお世話でなかなか早起きできない時期に、この考えで乗り切りました。
■朝活松竹梅の具体事例紹介
では、具体的にはどのようにするかについて紹介します。
まずはざっくりと決めていただいてもOKです。例えば次のような感じはいかがでしょうか。※朝4時起きの場合を例にしていますが、目標とする早起き時間は何時でもOKです。
次のように細かくスケジューリングしたほうがサクサク動ける場合は、このようにしてみるのもひとつの手です。
ちなみに、上記の図の「モーニングルーティン」とは、拙著『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』(日本実業出版社)で提唱している、前半30分でタスク管理、後半30分で未来への投資をするルーティンです。ご興味ありましたらぜひ『「朝1時間」ですべてが変わる モーニングルーティン』をお読みください。
■朝活松竹梅で人生をデザインしていこう
朝活の最初のハードルは「早起きできなかった」と落ち込んでしまうこと。たった1日早起きできなくても、たかが365日のうちの1日です。朝いちばんの気持ちが1日を左右するので、朝活松竹梅を設定して「早起きできた!」を積み上げていきましょう!

株式会社朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。福島県生まれ。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ワタミ株式会社、ボストン コンサルティング グループを経て独立。2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。ベストセラーとなり「朝活の第一人者」と呼ばれるようになる。会社員時代には趣味の飲食にまつわる資格を7つ取得。会社の許可を得た「週末起業」でパンやワイン、チーズの知識を教える先生としても活動。2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。16年連続発売の人気手帳となる。2018年より、会社員が自分オリジナルのコンテンツを「教える」ことで本業+アルファの収入を得られる状態を目指すスクール「朝キャリ」を運営。のべ400名を超えるキャリア相談、アウトプット指導をしている。近著は『週末朝活』(三笠書房)、『ME TIME 自分を後回しにしない「私時間」のつくり方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『週末アウトプット』(日本実業出版社)。小学生の母。