こんにちは。池田千恵(@ikedachie)です。
10年目となる『朝活手帳 2020』が9月に出て約3ヶ月となります。ツイッターやインスタで活用法をいろいろ発信いただきありがとうございます!みなさんの感想が励みになります。
いわばこの3ヶ月は助走期間。本番の2020年を目前にして、ぜひ朝活手帳で将来なりたい目標を明確化し、早起き習慣を定着させていきましょう!
今回は朝活手帳をはじめて手に取ってくださった方のために「まずはここだけ書けばOK!」のポイントを解説します。
Contents
■朝活手帳がアナログ手帳である理由
実は、早起きに限らないのですが目標達成のコツは「意識」することです。
- 何時に起きる!
- 今日は何を終わらせる!
- 朝の時間で何をする!
このような気持ちは、前もってしっかり書いておかないと寝起きの眠気に負けてしまいます。アナログ手帳の良さは手書きできちんと、自分の筆跡で「意識」することができること。
朝活手帳は記入項目が多い特殊な手帳なので、全部埋めようと思うと大変です。まずは「意識」するためにここだけ書けばOK!というところを紹介します。
■朝活手帳活用法その1:朝の3行日記「だけ」書いてみよう
朝活手帳のウィークリー欄に「朝の3行日記」というものがあります。まずはここだけでも書いてみましょう。
こちらの使い方は2つパターンがあります。
1. ちょっと先の未来を予測して書く(頑張りたい人向け)
2. できたことを実績として書く(頑張りすぎると疲れる人向け)
順番に解説します。
1. ちょっと先の未来を予測して書く(頑張りたい人向け)
頑張ってモリモリいろいろ達成したい人は、朝のうちに3行日記に、夜までにしたいことを、まるでもう出来たかのように書いてみましょう。
例えばこんなことを書きます。
- 今日は定時にちゃんと仕事を終えることができた!
- 明日締め切りの企画書をアップデートできて後は明日見直すだけになった!
半日先くらいのまだ終わっていない1日を、良い予感で予測してみます。そうすると、書いた(宣言した)ことはちゃんと実現させよう!という気持ちになるので本当に現実になることが多いのです。
2. できたことを実績として書く(頑張りすぎると疲れてしまう人向け)
ちょっと背伸びした目標に追いつけるように頑張ることができる時はさきほど紹介した「未来予測」がおすすめですが、頑張りすぎる目標を書いて、できなかったことに落ち込んでしまう…という場合は、「できたこと」を数える実績表として朝の3行日記を使ってみましょう。
前日の出来事を朝振り返って書いてもいいですし、朝時間がなかったら1日の終わりの落ちついているときに書いてもOKです。
ただし、夜は「できなかったこと」に気持ちが向きがちです。その場合は、クヨクヨしない!朝クヨクヨする!と決めてサッサと寝て、朝、前日の出来事を振り返ってみましょう。
朝って、どうがんばってもクヨクヨできないんですよね。前日の感情的な気持ちから抜け出すことができ建設的なアイディアも生まれ、とても気持ち良いですよ。
朝の3行日記は「3行だけ」なので、忙しい朝だってささっと書くことができますのでチャレンジしてみてください。
■朝活手帳活用法その2:寝る前にここだけ書いてみよう
朝活手帳は、夜寝る前に「何時に起きて何をする!」と意識して決めることで早起きできるようになる手帳です。上記の赤い四角で囲まれた部分は
- 朝起きたらしたいこと
- 目標起床時間
- 目標睡眠時間
を書く欄です。頭でわかっていても、どうしても朝の眠気に負けてしまう…という人はここを記入するだけでも違います。ぜひ書いてみてください。
■朝活手帳活用法その3:週のはじめにここだけ書いてみよう
「朝の3行日記」「朝すること、起床時間、睡眠時間」を書くことに慣れてきたら、今度は週の初めに「スッキリリスト」を書いてみましょう。
「今週のスッキリリスト」とは、頭に残っている気がかりなこと、しなければいけないことをスッキリさせるために書き出すリストです。具体的には次のようなものです。
- 連絡したい人
- 進めたいプロジェクト
- 将来やりたいこと
- 提出する課題
- 読みたい本など
「忙しい」「やらなきゃいけないことがたくさんある」というモヤモヤは、頭から情報を全部手帳に追い出すことにより解決します。
■朝活手帳活用法その4:月末にここだけ書いてみよう
朝活手帳には、毎週の「スッキリリスト」(連絡したい人/進めたいプロジェクト/将来やりたいこと/提出する課題/読みたい本など)を月末に見直し、棚卸しするスペースがあります。
先週までの「スッキリリスト」を眺めて見直し、来月も引き続き取り組むことと、「まあいっか」ともうやるのをやめることをここで「断捨離」します。
なお、右側は「今月の振り返りメモ」(今月の感想を書く欄)と、「来月以降の未来予想メモ」(来月以降にやってみたいことをあれこれワクワクしながら予測して書く欄)です。
月末までにこの作業を終わらせることで、「さあ来月どんとこい!」となるのでオススメです!
■朝活手帳は全部書こうと思わない!まずはできるところから書いていこう
手帳が埋められないと「使いこなせていない」と不安になってしまうかもしれませんが、朝活手帳はもともと全部キチキチに埋めることが目的の手帳ではありません。
早起きであなたがしたいことを実現させる手帳ですので、まずは書けるところからぜひ進めてみてください!
では実際にどんな使い方をみなさんしているの?についても、以下にまとめましたので参考にしてみてください。
株式会社 朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。慶應義塾大学総合政策学部卒業。外食企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て現職。企業の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築している他、「働き方改革プロジェクト」「女性活躍推進プロジェクト」など、ミドルマネジメント戦力化のためのコンサルティングや研修を行っている。個人に向けては朝活で人生計画を立てるコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。