おはようございます!池田千恵(@ikedachie)です。
早起きしようと決意したとき、気合で頑張れば5日間ぐらいは続けられると思います。でも、今までの夜型だった人がいきなり生活習慣を朝に変えようと思っても、気合だけでは続きませんよね。
朝活は「生活習慣の朝シフト」なので、慣れるまでには少し時間がかかります。5日頑張れたけど、6日目はどうしても無理だった…。
そんな時に一番やっちゃダメなのは、「意志薄弱だ」とか「私はダメ」だみたいな感じで、朝イチで自分を否定してしまうことです。
実は早起きを阻む一番の壁は、「できなかった」と自信をなくすことなんです。
そこで今回は、朝いちばんを「できなかった」で始めないための方法について紹介します。
Contents
■早起きは、最初はつらいもの
今まで夜型だった人が朝型に変えようとすると、生活習慣を真逆に変えることになります。つらいのは当たり前です。いわば「時差ぼけ」と一緒ですから。
「慣性の法則」は早起きチャレンジにもつきまといますので、夜型を朝型にするにはエネルギーがかかります。
当然、「頑張ったけど起きられない」日もあるでしょう。
でもあきらめないで!ここでの大きなポイントが、仮に早起きに失敗したとしても、「できなかった」で1日を始めるのではなく、「できた」で始まる1日を始めることです。
早起きできなかった…の罪悪感を早々にリセットすることが大切です。
■早起きできないけど朝型人間を目指すための3つのコツ
では、具体的にどうしたら良いでしょうか。私は3つポイントがあると考えています。
1. 朝活できないときマイナスの暗示をかけない
例えば寝る前に、「明日早起きできなかったら死ぬ」みたいな感じに呪いながら寝るのは絶対にダメです。
実は私、昔これをやって、どよーんとした気分になったことがあります。「もう私死ぬかもしれない」とか「事故にあうかもしれない」という不安で1日が始まるのは最悪なので、暗示はかけないようにしましょう。
もし暗示をかけるならポジティブなものにしてください。例えば目標時間に起きられたらひとつ、何か自分がガマンしているお菓子を食べる、みたいなものにすればOKです。
起きられなかったら100円罰金も、絶対やっちゃダメなやつです。「起きられたら100円貯金」にしましょう。その事によって、「起きられた」というプラスの出来事と「お金がたまる」というプラスが重なって嬉しい積み上げになります。
2. 朝活できないときは「朝活松竹梅」のオプションを用意しておく
もう1つのオススメが「朝活松竹梅」として、朝活に3パターンのオプションをつけるやり方です。
松が最高、竹はまあまあ、梅はかろうじて、という感じです。
松、竹、梅の3パターンを設定しておくと、朝活できた、できなかったの二元論になりません。どれかしらは必ずできた!で一日が始まるのでおすすめです。
「朝活松竹梅」については詳しい事例をもとにした関連ブログを書いていますので、こちらもぜひお読みください。
3. 早起きできないときは「戦略的二度寝」したことにする
寝坊してしまったら早々に気持を切り替えるために「戦略的」という言葉をうまく使いましょう。
寝坊しちゃっても「戦略的二度寝」だった。と自分の中で上書き保存して思い変えてしまってOKです!
朝時間は、始業の朝9時以降、自分のパフォーマンスを最大化するための時間準備期間です。
9時以降に眠くなってパフォーマンスが低下したり、午後頭がぼーっとしてしまったら本末転倒です。
「ちゃんと睡眠時間を取るために、私は戦略的に二度寝したんだ」と思い変えて、プラスの気持ちになって早起きを始めていきましょう。
■早起きして朝活できないときでも再チャレンジすればOK
早起きは目的ではなく単なる手段です。柔軟に対応していくことがとても大切です。朝活に失敗して、1日寝坊したとしても、365日中のたった1日だけ。朝活は毎日できる小さな挑戦です。何度でも挑戦できるのが朝活の良さです。
朝、仮に寝坊したとしても「常にいい気分」を選び取り、気持ちいいスタートを切っていきましょう。
■夜型人間から朝型生活へのシフト法はYouTubeでも解説中
今回の記事はYouTubeでも解説しています。動画と音声でも視聴できますのでよかったらどうぞ。定期的に動画をアップしていますので、ご興味があればチャンネル登録をお願いします。
株式会社 朝6時 代表取締役。国家資格キャリアコンサルタント。慶應義塾大学総合政策学部卒業。外食企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て現職。企業の朝イチ仕事改善、生産性向上の仕組みを構築している他、「働き方改革プロジェクト」「女性活躍推進プロジェクト」など、ミドルマネジメント戦力化のためのコンサルティングや研修を行っている。個人に向けては朝活で人生計画を立てるコミュニティ「朝キャリ」(https://ikedachie.com/course/salon/)を主宰。12年連続プロデュースの「朝活手帳」など著書多数。